見附市は3日までに、「水道事業経営戦略(案)」を公表した。計画期間は19年度から33年度までの15年間とし、期間中の建設改良費には165億4300万円を見込んでいる。
建設改良費の内訳をみると、配水管更新事業に63億円、16年度から進めている青木浄水場更新事業の19・20年度分として61億6500万円、取水施設および導・送水管更新事業に28億9800万円、29年度から実施する配水池耐震化事業(嶺崎配水池・9100立方メートル)に11億8000万円を試算した。
将来にわたって安定的に事業を継続していくため、中長期的な視点から経営の健全化を実現するために策定するもの。水道事業では、大地震等の災害時における被害を最小限に留めるため、アセットマネジメントに基づく水道施設の耐震化更新を重点的、継続的に実施。また、災害時重要給水施設(市立病院など4施設)への配水管や老朽管を優先し、新しい管への布設替を行う。
市では、27日までパブリックコメントを実施しているほか、新水道ビジョンについても今後策定する予定だ。