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北陸工業新聞社
2019/03/04

【石川】実施設計に3300万円/珠洲市新埋立処分場整備/当初予算案/20年度から工事 

 珠洲市は新年度、新埋立処分場の整備に向けた実施設計に着手する。当初予算案に3300万円を盛り込んだ。20年度から3カ年で進める造成や本体工事などに備える方針だ。
 当初予算案には、埋立処分場関連の事業費として総額4284万2000円を配分。今年度から2カ年で進めている生活環境影響調査に関する債務負担行為の歳出分も含まれている。
 現在の埋立処分場(宝立町春日野)は1983年に竣工し、埋立容量は23万立方メートル程度。稼働から30年以上が経過し、受け入れ容量が少なくなってきたことから、近接地の宝立町春日野と上戸町南方の中間に位置する大畠台地(約1万7000平方メートル)に新たな処分場を建設する。
 ごみの飛散や騒音、悪臭などが周辺環境に与える影響を考慮し、埋立地を屋根で覆う「クローズド型」による整備を予定し、埋立容量は2万立方メートル(埋立面積2560平方メートル)を見込む。
 23年4月に供用し、稼働期間は20年間を想定している。総事業費は19億円程度。
 今年度は、基本計画を含めた基本設計を日本海コンサルタントに委託。履行期間が12月までの生活環境影響調査はエヌエス環境が担当している。

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