高山市は、市の中心部を流れる宮川に建設する人道橋を下部工と上部工に分けて発注する。先行して上部工を一般競争入札で5月に公告し、下部工は8月の公告を目指す。建設事業費は2億円で、このうち、国の交付金は2分1の1億円を充てる。上部工のデザインも公開され、メタル桁で、欄干部は腐食剤を塗布した木製で格子風のデザインとした。
架設するのは鍛冶橋と弥生橋の間の本町商店街通りと対岸の下三之町の朝市通りを結ぶ自転車、歩行者専用橋となる。橋長は41・7b、有効幅員は3b。上部工は特殊なデザインで数スパンを製作するため、先行して発注する。
当初2018年度下半期に発注する予定だったが、橋の位置が両岸の道路より高い位置に設置され、接続部に階段やスロープの設置が必要となった。これにより朝市通りに影響がでることや街路樹の伐採が必要になることなどで、地元との調整が長引いたため、19年度の継続事業に位置付け、発注することにした。
同事業は国の景観まちづくり刷新支援モデル地区に採択されている。宮川人道橋は同事業のうち宮川河川軸の回遊性向上と良好な水辺空間の創出に向けた整備となる。
設計は大日コンサルタント(岐阜市)が担当した。
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建通新聞社