新潟大学は、新潟市中央区の旭町キャンパス構内に、被ばく患者に対応するための専用施設「原子力災害医療棟」を設ける方針を明らかにした。19年度中の整備完了を目指す。
原子力災害拠点病院である同大学医歯学総合病院(中央区旭町通1番町754番地)について、被ばく傷病者の受入体制強化を図るもの。現在は使用していない旧歯科診療棟を改修し整備する計画で、規模はRC造3−4階建て延べ約5000平方メートル。原子力災害医療以外にも複数の機能を持たせるとしている。
整備にあたり、新潟県から4億1244万1000円の補助を受ける。原子力災害医療棟に係る部分のみが対象で、他の機能を含めた全体事業費は明らかにしていない。19年度前半に設計、後半の着工を目指す。