北海道建設新聞社
2019/02/28
【北海道】道が総合評価ガイドライン改正 女性活躍支援など追加
道は、2019年度に適用する総合評価方式のガイドライン改正を決定した。主な変更点は、担い手の育成・確保に関する技術評価で、各地域での選択項目に「高年齢者継続雇用」と「女性の活躍支援」を追加した点。4月1日以降に公告する工事から適用する。
担い手の育成・確保の評価に設けられている地域選択項目は、各発注部署の判断で2項目以上を配点に応じて設定できるもの。施工計画審査タイプT型は1・5点、施工計画審査タイプU型と施工実績審査タイプは1点の配点内で設定できる。
今回の改正で追加となった「高年齢者継続雇用」は、19・20年度競争入札参加資格の審査項目に高年齢継続雇用対策が加えられたことを受けて設定した。前年度の4月1日に満65歳以上の高年齢者を雇用していて、当該年度の4月1日時点でも同一の者を継続して雇用していることを確認できた企業を評価する。
同じく地域選択項目となる「女性の活躍支援」は、17・18年度から審査項目になったことを踏まえて追加する。19・20年度審査において「なでしこ応援企業認定」、または女性活躍推進法に基づく「一般事業主行動計画策定届あり」と評価された企業を対象とする。
専門工事における品質確保の重要性を考慮し、配置予定技術者の資格例示を増加。従来も評価対象としながら明示しなかったプレストレストコンクリート技士、植生施工管理技士、海上工事施工管理技術者などを明記した。