日本工業経済新聞社(茨城)
2019/02/19
【茨城】県内直轄事業に54億円追加/関東地方整備局の2次補正
関東地方整備局は2018年度第2次補正予算における直轄事業計画の茨城県分と県負担分について県に通知した。県内の事業費(負担基本額)は58億7621万9000円で、そのうち約54億円が工事費。鬼怒川河川激甚災害対策特別緊急事業では工事費に37億4000万円を計上した。
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関東整備局が県に通知した第2次補正予算の県内直轄事業計画などは次のとおり。
【利根川下流河川改修】
波崎地区、中央地区の河道掘削(V2万立方m)、相野谷川排水機場の耐水化(1基)、十日町排水機場の耐水化(1基)などを行う。茨城県分の補正額は3億7576万3000円(他都県分を含めると8億5000万円)。茨城県分の内訳は工事費2億5111万9000円、測量設計費1億2464万4000円。
【利根川上流河川改修】
五霞地区の浸透対策(L440m)、久喜地区・加須地区の浸水対策(L450m)、目吹地区の河道掘削(V2万7000立方m)を行う。茨城県分の補正額は2840万円で全て工事費。他都県分を含めると補正額は9億7800万円)。
【江戸川河川改修】
野田橋下流地区の浸透対策(L170m)、下内川地区の浸透対策(L650m)、座生地区の河道掘削(V8500立方m)、三郷地区の河道掘削(V9300立方m)を実施する。茨城県分の補正額は3174万8000円で全て工事費。他都県分を含めると補正額は9億7800万円。
【小貝川河川改修】
下田地区の法尻補強(L620m)、高道祖地区の河道掘削(V9000立方m)、樹木伐採(A8000u)を行う。補正額は1億6000万円で、全て工事費。
【常陸利根川河川改修】
境島地区の堤防強化(L1090m)などを行う。補正額は2億円。内訳は工事費1億円、測量設計費1億円。
【那珂川河川改修】
枝川地区の河道掘削(V8000立方m)、樹木伐採(A1万5000u)、城東地区の浸透対策(L200m)、戸地区の法尻補強(L850m)、青柳町地区の法尻補強(L500m)などを行う。補正額は4億3000万円。内訳は3億8130万円、測量設計費4870万円。
【久慈川河川改修】
亀下・竹瓦地区の樹木伐採(A4万5000u)、下河合町地区の法尻補強(L500m)、内田町地区の法尻補強(L240m)、三才町地区の法尻補強(L180m)、薬谷町地区の法尻補強(L430m)などを行う。補正額は3億9900万円。内訳は工事費3億7240万円、測量設計費2660万円。
【鬼怒川河川激甚災害対策特別緊急事業】
長塚地区の浸透対策(L600m)、坪井地区の浸透対策(L1000m)、上山川地区の浸透対策(L700m)、林地区の浸透対策(L700m)、関本分中地区の浸透対策(L700m)、中・久保地区田地区の浸透対策(L1700m)を行う。補正額は39億円。内訳は工事費37億4000万円、測量設計費6000万円、用地費および補償費1億円。
【利根川水系砂防事業】
川浦床固群、鳥川流域砂防施設改築、大前床固群、大笹床固群、金山沢砂防堰堤、振子沢砂防堰堤などを整備する。茨城県の補正額は5130万8000円。内訳は工事費5085万4000円、船舶および機械器具費45万4000円。他都県分を含めると補正額は10億1800万円。
【交通安全事業(U種)】
国道4号では簡易パーキング(道の駅ごか)の整備を行う。補正額は工事費4000万円。
国道6号では情報収集機器(ITV)の整備を行う。補正額は工事費4000万円。
国道51号では情報収集機器(ITV)の整備を行う。補正額は工事費2000万円。
【常陸那珂港区国際物流ターミナル整備事業・中央ふ頭地区】
上部工(270m)を行う。補正額は2億円で、全て工事費。