福井県左官工業組合(土田英樹理事長)の第44回通常総会は23日開催され、自然素材を使う塗り壁の良さを一層PRするなど左官業界の改善と発展を図っていく方針とした。会場は福井市西木田の福井商工会議所で。
冒頭、土田理事長が挨拶。工事量の伸び悩みや技術・技能者の高齢化と人手不足など厳しさを指摘し「適正単価で受注できるよう元請等に働きかける。若者が安心し働ける職場環境と後進の指導育成(研修や出前講座)も積極化したい」などと力強く抱負を述べた。
来賓祝辞は、日左連北陸ブロック会の夏見久志副会長、西川一誠県知事、組合顧問の大森哲男県議、塩浜都広県建築業団体連合会会長らが述べ、業界の隆盛を祈念した。
議事は18年度事業報告・収支決算および19年度事業計画・予算案など5議案。すべて原案通り了承した。事業計画によると左官技術や経営管理の各種講習会を行い、関連情報の資料収集や調査研究、共同購買などを継続推進する方針。総会後の懇親会では、設計労務単価の8年連続上昇の朗報も話題に歓談しあった。
受賞者は次の方々(敬称略)
全国左官タイル・塗装業 国民健康保険組合理事長表彰
福井支部 井上量博
福井支部 清水英男
理事長表彰
敦賀支部 坂井順一
武生支部 堀川聖
鯖江支部 服部忠雄
丹生支部 山内一之
坂井支部 大森健治
大野支部 松田由加津
小浜支部 竹本真人