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北海道建設新聞社
2019/02/27

【北海道】札樽道新川付近の渋滞解消で、新たな降り口など構想

 北海道開発局は26日、TKP札幌駅カンファレンスセンターで2018年度第2回渋滞対策協議会を開いた。主要渋滞箇所に位置付けられている札幌新道については、札樽道新川IC付近の渋滞解消に向けた西ICのオフランプ(降り口)新設、雁来IC付近の立体交差化といった対策を想定していることを報告。今後は、交通量調査・分析を進めて効果的な対策につなげていく考えだ。
 同協議会は開発局、道運輸局、道、道警本部、札幌市、東日本高速道路道支社、道バス協会、道トラック協会で構成。各道路管理者が都市圏ごとにまとめた渋滞対策方針や事業進捗(しんちょく)などを整理している。
 19年度の対策予定箇所の報告では、札幌都市圏ワーキンググループによる市内幹線道路渋滞対策として、札幌新道沿線における渋滞区間を抽出。新川通、下手稲通、国道231号、275号、米里通、北13条北郷通、平和通、清田通との交差点周辺の課題収集と対策を検討していることを開発局が報告した。
 このうち、新川通交差点においては札樽道新川ICオフランプからの流入が直進車両の進行を阻害していることを指摘。手稲ICまで降り口がなく新川ICに降車が集中していることを踏まえて、西ICにオフランプを新設することも視野に、広域の交通量調査を進める考えだ。
 同交差点においては右折車線の2車線化、左折車線新設なども検討するほか、北IC付近の渋滞解消は創成川通都心アクセス道路の計画段階評価で検討するとした。
 275号交差点付近でも、雁来ICオフランプからの合流が直進交通を阻害する傾向が見られることから、右折車線延伸や2車線化といった対策のほか、新道と275号の立体交差化も検討している。
 19年度に実施する対策としては、開発局が札幌市内の275号における北13条北郷通交差点の右折車両新設、留萌市内にある231号元川交差点の留萌自動車道留萌IC開通による合流改良、登別市の36号鷲別町1交差点のカラー舗装化・右折車線延伸、道が道道仁別大曲線大曲中央2丁目交差点左折車線延伸などを盛り込んだ。