真庭市は、大学や専門学校などの高等教育機関の設置に向けて、2019年度から調査を始める。当初予算案には800万円の事業費を計上。「高等教育機関等立地可能性調査」を委託し、誘致実現を目指した各種の動向調査に取り掛かる。委託方式としては公募型プロポーザルなどを検討している。
真庭市には現在、高等教育機関としては中国・四国酪農大学校の1校のみが存在している。もし2校目の設置が実現すれば、若年層の定住人口の増加などによる市の活性化が見込まれる。
今回の調査では、市内高校生の進路先などの状況や社会的なニーズを捉え、地域資源や地場産業の活用なども踏まえて、真庭にふさわしい教育機関の在り方を探る。調査結果によって立地可能性が示されれば、基本構想の策定などに移る。
「提供:建通新聞社」