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日本工業経済新聞社(茨城)
2019/02/14

【茨城】古河市が道の駅に3億円/19年度当初予算案


 古河市(針谷力市長)の2019年度当初予算案が明らかになった。主なものでは、新規事業として道の駅「まくらがの里こが」の駐車場拡張に3億176万2000円、市サッカー場の人工芝化に1億8422万6000円、生涯学習センター総和の空調改修に1億2600万円、総和福祉センター「健康の駅」の駐車場拡張に9800万円、ユーセンター総和の駐車場拡張に7357万1000円を計上。このほか古河駅東部土地区画整理事業に総額10億6625万5000円を盛り込んでいる。
 一般会計総額は509億円で、前年度比0・7%(3億5000万円)の増額。普通建設事業は39億9666万1000円で、道の駅駐車場拡張、市サッカー場人工芝化などに伴い同16・1%増となった。
 道の駅「まくらがの里こが」では開業から利用者数が年々増加しており、土日や祝日、イベント時などに駐車場が不足していることから拡張を計画。現在の駐車台数は小型193台、大型・バス35台、身体障害者用3台。今回の拡張工事では敷地南側の約1・13haに小型150台分以上を確保したい考え。
 市サッカー場では利便性の向上を図るため、事業費1億8422万6000円を予算化し、グラウンドの全面人工芝化を実施する計画。敷地面積は2万3935u。サッカー専用のグラウンド1面(105m×68m)があるほか、付属設備としてシャワー室、控え室、観覧席(芝生)などを備える。
 生涯学習センター総和(別称「とねミドリ館)は開館から20年以上が経過し、空調設備の老朽化が進行。近年の猛暑などを踏まえて空調関係の改修を計画し、事業費1億2600万円を設定。改修の対象は多目的ホール1、同2、ギャラリーホール。このうちギャラリーホールの空調改修は公告済みで、3月11日の開札を予定している。
 総和福祉センター「健康の駅」では利便性や機能の向上を目的として、駐車場の拡張整備を実施する。事業費は9800万円。
 多目的ホールなどを備える生涯学習施設「ユーセンター総和」では隣接する旧上辺見保育所跡地を駐車場として整備するため、事業費7357万1000円を計上。
 古河駅東部土地区画整備事業では良好な市街地環境の整備として、土地区画整理に3億2145万円、街路整備に7億4480万5000円を配分。19年度は県が進める十間通り「仲の橋」の架け替えに併せ、西牛谷辺見線と十間通りとの暫定接続工事に着手する予定。
 土地区画整理関係ではほかに駅南地区の整備計画策定などに989万8000円を計上。
 道路関係では、筑西幹線道路整備(柳橋下大野線)で道路改良や橋梁工事に3億6817万5000円、仁連江口線で三和交番付近交差点〜仁連工業団地までの約1・3q区間の整備に3億8542万4000円を充てる。
 このほか駅西口地区消防施設整備で用地取得などに3249万3000円、三和庁舎の漏水対策に1938万9000円、市斎場の火葬炉や集じん機などの改修設計に1000万円などを予算化している。
 一方の特別会計では、農業集落排水事業特別会計で名崎南部地区の着工などに伴い事業費10億2400万円を設定し、前年度比20・2%の大幅増。
 仁連地区新産業用地開発事業特別会計では19年度の完成に向け、造成工事費など合わせて12億3220万円を計上しており、前年度比4・5%減となった。