トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2019/02/25

【石川】6月議会の請負承認へ/かほく市七塚小長寿命化改修/当初予算案に総額16億円余 

 かほく市は新年度、七塚小(木津)の長寿命化改修工事に着工する。当初予算案に事業費6億651万6000円と、20年度までの債務負担行為10億円を設定、総額16億651万6000円を配分した。春ごろの工事発注を視野に入れており、市議会6月定例会での工事請負契約承認の議決を目指す。
 七塚小での長寿命化改修は、構造体や既設耐震ブレースなどを残しながら、校舎(RC造3階建て延べ4115平方メートル)と体育館(RC造一部S造2階建て延べ1031平方メートル)をリニューアルする。老朽化対策を効率的・効果的に進めるための新しい改修方法となり、建設コストを抑えながら、従来の建て替えと同等の教育環境を整える方針だ。
 改修に併せ、中庭部分に校舎増築棟(S造3階建て延べ約1653平方メートル)も建設。1階に図書室、パソコンルーム、多目的ホール、会議室、家庭室、吹き抜けのホールなどを配置し、上階にはテラスや学習コーナーを設ける。
 さらに、校舎と1階の渡り廊下でつなげる学童保育室は、190平方メートル程度の規模で増築し、2〜3階に渡り廊下を設置する。工事期間中は校舎が使用できないため、仮設校舎を建てて対応する。全体工期は1年半程度を見込む。基本設計、実施設計は五井建築研究所(金沢市)が担当した。

hokuriku