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北海道建設新聞社
2019/02/25

【北海道】288事業に442億円 北見市の2期総計1次実施計画

 北見市は、2019―21年度を対象とする第2期総合計画第1次実施計画をまとめた。全288事業を盛り込み、期間内の事業費は総額442億1210万7000円と試算。大型の建設事業としては、20年内の完成を目指す新市庁舎と上下水道局庁舎建設、18年度から3カ年で工事を進めている大和最終処分場整備、橋梁新設を含む三輪通道路整備、各公住の整備などが盛り込まれた。また、とん田保育園改築や温根湯中改修などの大型新規事業も挙がった。
 事業費の年度別内訳は、19年度が165億8319万7000円、20年度が177億7243万3000円、21年度が98億5647万7000円。事業費総額は、都市再生整備事業が20年度で完了することなどが要因となり、18―20年度を計画期間とする第10次実施計画と比較して約68億円減額している。
 新規事業としては、老朽化が進むとん田保育園の改築を盛り込む。19年度は基本・実施設計、地盤調査、外構設計などに1490万円、20年度は基本・実施設計に1610万円、21年度は改築工事に3億8400万円を試算している。
 温根湯小との統合に伴う温根湯中改修は、19年度に5億3100万円を投じて校舎、屋内運動場の改修を実施する見通し。新たに盛り込まれた旧端野中解体は、19年度の解体実施設計に610万円、20年度の屋内運動場解体に6100万円、21年度の校舎解体に1億7500万円を配分した。
 既に着手している建築工事中心の事業では、19―20年度の間に新庁舎建設、まちきた大通駐車場ビル解体を実施する都市再生整備事業で計79億7957万5000円、19年度から2カ年で建設を進める上下水道局庁舎整備に計12億822万円、19―20年度に改築工事を行う常呂保育園・常呂子育て相談センター移転改築は計7億9720万円、19年度に高栄F団地1号棟着工予定の高栄団地建て替えは、3カ年の事業費を計19億286万円と試算している。
 土木工事が中心となる事業では、大和最終処分場整備の19―20年度分工事費として計10億9439万6000円、三輪通道路整備の19―20年度分事業費を計9億1423万3000円としている。
 端野自治区から要望があった端野図書館改築や、留辺蘂自治区で22年のリニューアルオープン10周年をめどに増改築を実施したい考えの山の水族館整備は、引き続き事業内容の検討などを進める方針で、今回の計画には盛り込まれなかった。