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建通新聞社(中部)
2019/02/25

【岐阜】岐阜市の2019年度当初予算案 一般・総額とも過去最大

 岐阜市は22日、過去最大規模となる総額3324億8062万円(2018年6月補正肉付け後の予算比4・8%増)の19年度当初予算案を公表した。一般会計も同様に過去最大で同比9%増の1720億5000万円。このうち、普通建設事業費は36・4%増の199億8949万円となっている。特別会計は同比0・3%増の1091億5470万円、企業会計は同比1・5%増の512億7592万円。
 今回の予算が増額となったのは、新庁舎建設やプレミアム付き商品券などが主因となる。
 柴橋正直市長が掲げる中心市街地活性化・都市基盤整備などの五つの政策のベクトルに沿った事業は、観光振興の面ではNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に合わせて歴史博物館総合展示室(新規・3020万円)の改修や金華山登山道整備(新規・800万円)などを実施する。そして、史跡岐阜城跡整備に4020万円、新規に岐阜公園の三重塔周辺修景整備に2000万円、旧加納町役場跡地整備事業に300万円を付けた。
 活力ある中心市街地としていくため、高島屋南地区の市街地再開発ビル内に健康・運動施設と子育て支援施設を整備するため新規に6616万円を計上した。都市基盤整備では、東海環状自動車道に関連し、岐阜三輪スマートインターチェンジ(仮称)アクセス道整備に2800万円を付け、岐阜インターチェンジ(仮称)関連には9310万円を付けた。この他、岐阜ファミリーパーク再整備事業に1億3228万円、岐阜薬科大学キャンパス整備基本構想・基本計画策定に新規で2400万円を計上している。
 当初予算案に掲げる主な事業は、民生費で市民会館大ホール音響設備改修他に1億1639万円。土木費で市橋地区ゆとり・やすらぎ道空間整備に4億8634万円、道路整備に2億8836万円、街路整備に5億8108万円、河川水路新設改良に7億6638万円。教育費で歴史博物館の受変電設備改修他に1億3994万円、南部スポーツセンターグラウンド・ゴルフ場整備他に1億2770万円を付けた。
 特別会計・企業会計では、競輪の施設整備(競走路塗布他)に1億7271万円、病院の重症患者管理病床整備他に6億5730万円、中央卸売市場のトイレ改修などに1億0142万円を計上している。水道では配水管敷設に3億9000万円、配水管整備に18億2700万円、下水道では、下水管渠敷設に8億6600万円、雨水渠築造に3億6900万円、下水処理施設に8億0400万円を付けている。

提供:建通新聞社