大東市は、北条まちづくり事業や野崎駅・四条畷駅周辺整備事業などを盛り込んだ2019年度当初予算案を発表した。一般会計、下水道事業などの増加に伴い、予算総額は対前年度当初比3・4%増で814億3858万円となった。このうち、普通建設事業についても対前年度当初比8%増の47億3200万円を計上し、18年度に続き増加した。
北条まちづくり事業には、設計委託、除去・新設改良工事などを含む6億3523万円を充てる。人口減少や高齢化が進む同エリアで市営住宅の建て替え更新を契機に周辺地域も含めた町並みの創生を図る。19年度は市営住宅の除去、道路整備、公園整備を計画している。
野崎駅・四条畷駅周辺整備事業では、設計委託、測量ボーリング委託、新設改良工事などを含む22億1188万円を計上。既に整備を進めている野崎駅橋上化整備をはじめ、四条畷駅西側の市所有地を自転車駐車場などとして整備する他、駅周辺で事業用地の取得推進を図る。
この他、北条5丁目地内の道路拡幅工事費に1012万円を投入。狭小な道路や南北通行へのアクセスを改善し、東部地域全体の利便性向上を図る。年度当初の工事発注を予定している。
企業会計の内訳を見ると、水道事業は対前年度当初比1・4%減で33億3794万円(うち建設改良費は7億0219万円)。重点拠点配水管路耐震事業として管路更新事業を推進し、災害に強いまちづくりを推進する。下水道事業は64億6264万円(対前年度当初比3・4%増)を計上したものの、管渠築造事業・流域下水道建設事業費の減少により、建設改良費は3億4101万円(同23・6%減)にとどまった。
一般会計は457億4454万円(同5・9%増)だった。
提
供:建通新聞社