野洲市は20日、一般会計235億円、特別会計(8会計)111億7857万4千円、水道事業会計17億6489万9千円、下水道事業会計30億3621万1千円、病院事業会計28億0436万4千円―から成る総額422億8404万8千円の2019年度当初予算案を発表した。一般会計は小中学校整備費11億円や野洲病院推進事業費10億円、余熱利用施設整備関連11億円等の大型計上により対前年当初比17・1%増で過去最大規模。これを受け投資的経費も31億3292万5千円で14億4340万1千円(85・4%)の大幅伸び。27日〜3月22日開催の市議会定例会に上程する。
予算編成にあたっては、今日までの課題を解決してきた実績を踏まえさらなる発展に向け、将来への財政見通しを立てながら着実に施策を実現し、「野洲の元気と安心を伸ばす」予算案をまとめた。
主な事業では、野洲市民病院関連では病院建築工事や開設に必要な資金として10億4135万円を病院事業会計に繰り出し(一般会計)、病院建設にあたっての工事監理、技術支援関連及び開院手続業務等2億8231万円(病院事業会計)―をそれぞれ計上。20年4月開業予定の温水プール等余熱利用施設は民間事業者が行う設計建設等モニタリング業務とPFI施設整備委託料など11億3226万円。
また中主小学校旧館の大規模改修及び校舎増築、野洲北中学校の校舎増築及び大規模改修工事費等を合わせ11億4566万円、篠原こどもの家増築工事等3億8099万円、コミュニティセンターしのはら大規模改修事業費1億6790万円、永原第2団地建替に係る基本設計、小篠原団地大規模改修に係る実施設計費のほか、南桜水源地膜ろ過装置設置工事費他6億3669万円(水道事業会計)、農業集落排水処理施設の公共下水道への管渠接続工事(吉川地区)等1億9700万円(下水道事業会計)―をそれぞれ計上した。
提供:滋賀産業新聞