吉野川市は18日、2019年度一般会計当初予算案を明らかにした。予算規模は234億5590万円。18年度当初比1・3%増となり、3年連続で過去最大規模を更新した。
投資的経費は同比0・7%増の42億1377万円。中央美化センター跡地多目的運動場整備事業や鴨島東部地区認定こども園整備事業が減となったものの、継続事業の都市再整備事業(アリーナ・図書館・地域交流センター等)の増などで増加(2年連続で40億円台を維持)した格好。
当初予算案について川真田哲哉市長は「17年度から3年間を合併まちづくりの総仕上げと位置付け、重点施策に取り組んでいる」としながらも「過度の負担とならないよう編成した」と説明。最少の経費で最大の効果を生み出す「未来に向けた積極予算」とした。
一般会計予算案のうち、建設関係の主なものは、鴨島中央部地区認定こども園整備事業(継続)に2億4493万円、都市再生整備事業(継続)に31億8125万円、新ごみ処理施設整備事業に691万円(エネルギー回収型廃棄物処理施設整備に係る施設整備基本計画の策定、説明会など)、山川図書館施設改修事業に3000万円(空調設備、トイレ改修)、徳島中央広域連合西消防署整備事業(継続)に9589万円など。
また、他会計では、水道事業会計資本的支出が6億1450万円(同比23・2%減)、下水道事業会計資本的支出が13億8185万円(公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、農業集落排水事業が19年度から地方公営企業法を適用し、公営企業会計に移行)となっている。
予算案は、25日から開会する市議会定例会に上程する。
提供:建通新聞社