栗東市は21日、一般会計250億7200万円、特別会計157億8200万円から成る総額408億5400万円の2019年度当初予算案を発表した。対前年度当初比は一般会計で23億8800万円(8・7%)、特別会計で2億3300万円(1・5%)、総額でも26億2100万円(6・0%)―のいずれも減。普通建設事業費も小学校空調設備設置、給食センター整備の完了により25億7011万円と20億3100万円(44・1%)の大幅減となった。26日から3月25日まで開かれる市議会3月定例会に上程される。
「新・集中改革プラン」の効果4・1億円を引き続き予算に反映させ、市民生活の安全安心を第一義に、子育て支援として治田東小学校大規模改造工事、金勝小学校トイレ洋式化工事や各校改修工事費、小規模保育・私立保育所・民設民営学童保育事業者補助経費を計上。
誰もがいきいきと暮らせるまちづくり推進の観点からは野洲川運動公園陸上競技場改修費や栗東健康運動公園基本計画経費、国体開催に向け市民体育館改修基本設計費、図書館空調設備更新工事など。
まちの元気と経済の元気の視点では大規模商業施設の立地促進経費、道の駅アグリの郷栗東駐車場増設工事など。安心安全なまちづくりでは火葬場整備検討委員会経費、移動系防災行政無線整備費、湖南広域消防局中消防署出張所更新設計経費―などのほか、道路や街路の社会基盤、後継プラン関連では行政需要に対応するため所要額を重点化して計上している。
提供:滋賀産業新聞