高島市は19日、19年度当初予算案を公表した。
一般会計は279億5000万円で、前年度予算額に対し5・4%の減。特別会計も119億8410万円で0・4%減、事業会計は133億0081万円で7%増加となった。総額では532億3491万円で前年度比1・4%減。
昨年度に計上していた本庁舎、支所庁舎の整備事業の影響で19年度は前年度比がマイナスとなり、普通建設事業では、後継ごみ処理施設整備に向けた事業に8917万円計上や、新規に児童発達支援施設整備(高島市児童発達支援センターの設置)に2億8185万円を計上した。また、マキノピックランド周辺リニューアル事業に1億2141万円、今津総合運動公園拡張事業として今津スタジアムの大規模改修に3億8648万円計上したほか、橋梁長寿命化等も進めていく。また、市内企業等の人材不足の解消に向けた支援事業推進など取り組んでいく。
33億3395万円で対前年度比15億6310万円減少の31・9%と大幅にダウンした普通建設費の主な事業は、発達支援施設整備事業、マキノピックランド周辺リニューアル事業、道路改良事業、橋梁長寿命化事業(橋梁点検、改修工事)、消雪設備整備事業、今津総合運動公園拡張事業。
農林水産業費は、14億7621万円を計上で、対前年度比3億2083万円減少し、17・9%の大幅減。マキノピックランド周辺リニューアル事業や農村まるごと保全向上対策事業、鳥獣害防止・駆除事業があり、土木費は、29億8228万円で前年度12・6%減の4億2967万円を減額。消防費は、消防施設整備事業で11億3141万円を計上し前年度比16・2%増。教育費は、前年度4億8262万円増加の28億6616万円で、今津総合運動公園拡張事業費が含まれる。商工費は、3億9920万円を計上し、企業活動支援事業や観光振興施設改修事業を予定している。
また、一般会計に3億1520万円を追加する18年度2月補正予算案を公表した。内容は次の通り。
◎一般会計
【農業政策課】
▽畜産・酪農収益強化整備等特別対策事業=1億1941万円(施設整備に間接補助など)
【農村整備課】
▽農業施設災害復旧事業=2690万円(獣害防止柵復旧工事9ヵ所)
提供:滋賀産業新聞