伊勢市は、二見地区小中学校整備事業などを盛り込んだ2019年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比7・4%減の509億0795万円。このうち普通建設事業費は、豊浜・北浜統合中学校の建設工事が完了したことなどから同30・9%減の57億4881万円となった。一般会計に特別会計、企業会計を合わせた総額は同10・8%減の1040億3293万円。
主な建設事業を見ると、高向小俣線ほか1線整備事業(全体延長1420b)に、建物調査や用地補償、橋梁予備設計修正業務として3億4832万円、楠部22号線整備事業(全体延長420b)では、用地取得や道路改良工事に1億2844万円を計上している。
排水機場維持管理経費では、ポンプ場の機能更新として2機場の機能診断や2ポンプ場と4ポンプ施設の長期補修工事などに2億4379万円を計上。排水施設整備事業費には1億9010万円を計上しており、東豊浜ポンプ場排水区、朝熊排水路、黒瀬排水路、大湊排水路、鹿海排水路で引き続き整備を行う他、宇治排水路の新規整備に着手する。
中心市街地再生事業では、伊勢市駅前で民間事業者が実施する市街地再開発整備に対し、補助金や費用便益分析業務委託費として5億9940万円を計上。避難所等整備事業には1億4192万円を計上し、災害時の避難場所となる指定施設に災害用トイレを設置するための詳細設計や工事を行う。
二見地区小中学校整備事業では、二見小学校と今一色小学校の統合校である二見浦小学校と二見中学校の校舎等建設工事に向け、建築設計や土木設計に2億0442万円を計上し、23年4月からの移転を目指す。神社小学校・大湊小学校統合校整備事業には、18年度に引き続き造成工事を行う他、19年度から2カ年をかけて建設工事を行うため、9億6298万円を計上している。
水産物供給基盤機能保全事業では、漁港施設の施設保全を行うため松下護岸で測量・設計、村松泊地で保全工事、大淀防波堤で保全工事、豊北物揚場と近辺道路で保全工事を計画しており、事業費として1億2400万円を計上している。
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建通新聞社