東京都都市整備局は、都が施行者となって進める「泉岳寺駅地区第2種市街地再開発事業」の事業計画を決定した。泉岳寺駅の拡幅改良に合わせて地下3階地上30階建て延べ11万1200平方bの再開発施設を建設する内容で、2019年度に管理処分計画を決定し、都に代わって建物の設計や施工、保有床処分を行う特定建築者の公募選定手続きを開始する。24年度の事業完了を目指す。
同事業では、ホーム幅が狭く混雑緩和が求められている泉岳寺駅(港区高輪2ノ16ノ34)の大規模改良と、駅上部の国道15号の東側に面した民有地を含む市街地整備を、都施行による再開発事業として一体的に実施する。
都が施行区域内の建物や土地などを買収して新たな建物を建設し、その保留床を処分する第2種市街地再開発事業の手法を採用。資金調達に加え建物の設計や施工、保留床処分を、公募・選定する特定建築者に委ねる。
再開発の施行区域は港区高輪2丁目、芝浦4丁目、港南2丁目の約1・3f。施設の規模は地下3階地上30階建て延べ11万1200平方bで、駅の他、住宅や事務所、店舗、子育て支援施設を配置する。公共施設として補助線街路第332号線(延長40b、幅員22b)や地区幹線道路(第2東西連絡道路、延長約40b、幅員4b)、地下鉄駅前広場1号・2号も整備する。
提供:建通新聞社