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日刊建設タイムズ社
2019/02/21

【千葉】鉄建の施工で着工/県安房農業事務所/安房2期の1号トンネル/4か年15・5億円で

 広域営農団地農道整備事業安房2期地区の1号トンネルの施工者が決まり、今月中に着工となる。事業主体の県安房農業事務所がJR東日本と協定を締結していたもので、JR東日本が昨年12月26日付で鉄建建設と契約した。契約金額は15億5628万円(消費税込み)。工期は本年1月8日から2021年11月22日まで。
 1号トンネルは、南房総市富浦町南無谷地先でJR内房線を横断する。延長は約27・2m、幅員9・17m。工法はHEP&JES工法を採用。詳細設計はジェイアール東日本コンサルタンツ(東京都豊島区西池袋1―11―1)が担当した。
 一方、5号トンネルについては、基本設計を完了し、現在、用地交渉を進めている。既存のトンネルを拡幅するか、迂回ルートを設けて新設するか、手法を検討している。昨年度は工法検討を実施し、本年度は基本設計を委託。業務はいずれも道路建設コンサルタント(千葉市中央区今井1―23―7)が担当。
 広域農道安房地区は、国道127号から県道富津館山線までの総延長約7295mを整備する計画。事業が長期化したことから、地区を1期地区と2期地区に分割。1期地区4078mは09年度までに整備済みで、現在、2期地区3217mの整備を進めている。
 2期地区は、総事業費32億3000万円を投入し、国道127号の南房総市富浦町南無谷地先から同町宮本地先までを整備する計画。17年度から地方創生道整備交付金を活用し、整備を進めている。
 事業費の内訳は、補助金が1億900万円、道整備交付金が10億8700万円、地方創生道整備推進交付金が20億3400万円となっている。
 同地区では、構造物として1〜5号までのトンネル5か所が計画され、これまでに2〜4号の3か所が完成している。
 施工者は、2号トンネルが鴻池組(7億8800万円)、3号トンネルが十文字土木(7億7909万3000円)、4号トンネルが竹中・古谷JV(5億780万円)。
 広域農道安房2期地区は、農産物の迅速な輸送や点在する観光地間のアクセス向上、災害時におけるリダンダンシーの確保の実現を目指す。k_times_comをフォローしましょう
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