霧島観光ホテルは、ホテル南館の耐震改修計画を固め、3月中旬以降の着手に向けて工事手順などの詳細の調整を進めている。当初計画では、建物規模はRC造6階建6018u。建物本体のおおむね西側半分を耐震補強、残る部分を解体する。調査・設計はジャスト(神奈川県横浜市)が担当している。
所在地は、霧島市牧園町高千穂の国道223号沿い。現在の建物は、北館(客室40室など約3000u)、中央館(バンケットホールや展望浴場など約5000u)、南館の3棟で構成。総延べ床面積は約1万4000uで客室は125室。
南館は、1階に露天風呂などがあるほか、2〜6階が客室(85室)で構成。建物中央部にエレベーターや非常階段があるため、その取り合いを考慮し補強部分と解体部分の区切りを決める。耐震補強は柱巻きで行う予定。
■県も耐震化支援
改修は14棟
県は、1981年以前に建築したホテルや旅館、百貨店などに対し2019年度当初予算案に建築物耐震化促進事業2億7865万2000円を計上。耐震補強設計5棟と耐震改修14棟を目安に支援する方針だ