熊野市は2月18日、2019年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度当初比0・4%減の124億0661万円、特別会計は同1・0%減の32億9181万円、水道事業会計は同6・6%減の6億1602万円。一般会計に特別会計と水道事業会計を合わせた総額は同0・7%減の163億1445万円となった。普通建設事業費は同0・3%減の19億4827万円。
新規事業として、老朽化の進んだ保健福祉センターの空調設備を改修する。改修工事設計に450万円を充てた。また、トンネル長寿命化修繕計画事業として3000万円を計上。19年度は小川口トンネルの改良を行う。この他、陸上競技場キュービクル(受変電設備)更新事業に1500万円、農道橋梁耐震点検事業に200万円を充てている。
継続事業では、駅前観光拠点施設整備事業に8395万円を盛り込んだ。市駅前に観光集客周遊促進のための施設を新たに整備するもので、19年度は建設予定地にある施設の解体と工事を進める。また、防災公園整備事業に8000万円を計上。19年度は修景工事や屋根付練習場外壁工事などを行う。さらに、山崎運動公園長寿命化対策事業に1億1001万円を充て、公園各施設の改修工事を進める。
この他、市営住宅長寿命化事業に1142万円を計上。「公営住宅長寿命化計画」に基づき、馬ノ戸団地、松原団地の改修を行う。また、市有老朽化施設解体・撤去事業に530万円を盛り込み、老朽化して今後使用する予定のない旧職員住宅2棟と市営住宅1棟を解体・撤去する。さらに、林道開設事業に9300万円、社会資本整備道路新設改良事業に1億2271万円、橋梁長寿命化修繕計画事業に1700万円、道路新設改良事業に2960万円、側溝・舗装修繕事業に2億2301万円、橋梁点検事業に400万円、道路維持事業に6000万円、ごみ焼却処理施設改修事業に9000万円を充てている。
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建通新聞社