船舶用発電機や電動機を製造する大洋電機(東京都千代田区神田美土代町1ノ1)は、北方町の南東部開発地域にある企業誘致エリアに新工場を建設する。2021年7月の操業開始を目指して9月にも着工する予定だが、設計者・施工者などの情報は明らかにしていない。
新工場は、敷地面積約4万4000平方bに工場3棟と事務所、資材倉庫などで構成する。建物の延べ床面積は2万0314平方bを想定している。投資額は約90億円。
笠松町にある同社の2工場から生産ラインを移転するのに加え、羽島市にあるグループ会社2社からも生産ラインの一部を集約する。新工場の売上高は年間100億円を目指しており、従業員数は約200人。地元から新たに20人程度を雇用する予定でいる。
引き続き第2区画の進出企業募集中 北方町
建設地の北方町の高屋・柱本地域にある企業誘致エリアは、15年に町が新たな土地利用検討ゾーンとして位置付け、16年9月から町の予算に「南東部開発事業特別会計」を設立して開発を進めてきた。
全体面積は約10万2000平方b。今回同社が進出を決めたのは本年度で造成が完了する第1区画の約4万4000平方b。町では第2区画の約4万8000平方bについて、引き続き進出企業を募集している。
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建通新聞社