羽島市新庁舎建設委員会(大野栄治委員長)は2月8日、第9回委員会を開き、実施設計案を公表した。5月から事前工事として高架電設移設など、3件の工事を行うことや、受水槽本体の比較検討結果を報告した。実施設計は7月までにまとめ、新庁舎本体の建設工事は10月から行う予定。
新庁舎建設工事に備え、高架電設移設、庁舎南側駐車場地中基礎など撤去、情報・防災庁舎汚水管一部敷設替えの3件をそれぞれ発注する。工事は別途発注し、いずれも5月に工事を開始し、工期は4カ月間。
受水槽は委員会で比較検討した結果、鋼板製一体型タンクを推奨することにした。鋼板製一体型タンクは槽の据え付けに重機が必要となるが、コスト、耐震性、耐火性、耐久性などが優れている。工事は本体工事と一括して発注する予定だ。
今後の事業スケジュールは、佐藤総合計画中部事務所、アートジャパンナガヤ設計、川崎建築設計室の3者JVが、実施設計を7月までにまとめる。新庁舎は10月から2021年3月までの工期で建設する。21年度に供用を開始する予定。その後21年6月から4カ月かけて北庁舎や中庁舎などを解体し、駐車場にする。同年10月から6カ月かけて外構整備をして、22年4月に全ての工程が完了する。
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建通新聞社