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北陸工業新聞社
2019/02/19

【石川】金沢大学/WTO来月18日まで/ナノ生命科学研究所棟新営/4月26日に開札 

 国立大学法人金沢大学は18日、金沢市角間町(金沢大学角間2団地構内)における「金沢大学(角間2)ナノ生命科学研究所棟新営工事」のWTO適用の一般競争入札(総合評価落札方式(標準型))を公告した。3月18日まで申請書及び技術提案書を受け付け、4月26日に開札する。評価項目は(1)VE提案とVE提案に基づく施工計画(2)工事全般の施工計画(3)ワーク・ライフ・バランス等の推進(4)企業の施工体制―となる。
 同工事は19年度国立大学法人等施設整備補助金の交付が決定し、予算示達がなされることを条件とする。
 参加資格は、文部科学省における建築一式工事1200点以上、03年度以降におけるS造、RC造又はSRC造で延べ面積4000平方メートル以上の公共施設の新営工事の元請け実績(共同企業体の構成員としての実績は出資比率が20%以上)―など。
 建設規模は、ナノ生命科学研究所棟がSRC造地上5階地下1階建て延べ6746・87平方メートル、渡り廊下がS造地上2階建て延べ213・78平方メートル。工期は20年3月31日まで(ただし財政法の定めによる承認を得た場合は20年10月30日まで延長する予定)。使用する主な資機材は鉄筋約973トン、コンクリート約5794立方メートル、鉄骨約87トン、板ガラス約1080平方メートル。関連する電気設備工事、機械設備工事は別途発注となる。
 設計は教育施設研究所(本社・東京都中央区日本橋本町3丁目4番7号新日本橋ビル)が担当。
 ナノ生命科学研究所は、同学の世界最先端のバイオSPM(走査型プローブ顕微鏡)技術と超分子化学技術を融合・発展させて細胞の表層、内部におけるタンパク質、栄養素、核酸などの動態をナノレベルで直接観察、分析、操作する「ナノ内視鏡技術」を開発するのが目的。研究面で連携関係にある、がん進展抑制研究所西側空き地に建設し、4階で渡り廊下で連結する。予定収容人員は126人となっている。

hokuriku