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日刊建設工業新聞
2019/02/19

【鳥取】PC制度改正案/県外と県内JV1億円以上に

 県が発注するPC上部工について、県土整備部は県外と県内業者のJVを1億円以上(現行6000万円以上)に切り上げるなど制度改正の方向性を決めた。また、技術提案評価型総合評価を基本的に2億円以上に適用し、現行6000万円以上から引き上げる。来年度から新制度を運用する。
 見直しを巡っては、県内全PC業者で組織する県コンクリート橋協会(野津一成会長・24社)が改正を要望していた。
 この結果、県内単独はプレテン単純橋の6000万円未満から1億円未満に拡大。一方、現場打ちで技術力を必要とするポステン橋は、1億円未満を県外単独、1億円以上を県外と県内JVとする。
 また、16年度から6000万円以上に本格採用している技術提案型は「技術的な要素を評価する材料が少ない」(県土総務課)として、各発注機関が特に総合評価を必要と判断するもの以外は2億円以上の大型工事に限定する。
 併せて鋼橋についても総合評価の適用を基本的に2億円以上にあらためる。
 県外業者のPC建設業協会ではこれまで、比較的規模が小さい1億円未満の工事に県内業者とのJVを求める現行制度に難色を示しており、今回の改正内容をおおむね了承している。
 同部は今後、改正案を県建設工事等入札契約審議会(入契審)に諮った上で、4月以降に発注するPCから新しい制度を適用する。

日刊建設工業新聞