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建通新聞社(神奈川)
2019/02/19

【神奈川】小田原市19年度予算案 消防庁舎再整備へ債務負担

 小田原市は12日、消防庁舎再整備で成田、岡本両出張所建設事業にそれぞれ総額5億9772万円と3億4249万円の継続費(2019・20年度)を新規設定した、19年度当初予算案を明らかにした。投資的経費は、20億0469万円減の75億7721万円(前年度比20・9%減)。目的別予算では、商工費が4億5375万円増の15億9958万円(同39・6%増)、土木費が2億6948万円増の65億7124万円(同4・2%増)の伸びを示した。一方、衛生費が34億7345万円減の78億2268万円(同30・7%減)、農林水産業費が2億2535万円減の10億1853万円(同18・1%減)の減額となった。一般会計は微減の673億円(同1・3%減)。
 特別会計は、広域消防事業が13億1000万円増の56億0800万円(同30・4%増)、競輪事業がほぼ同額の118億5200万円(同0・6%減)、天守閣事業が大幅減の2億0500万円(同42・2%減)を計上。
 企業会計は、水道事業が4億2837万円増の62億1429万円(前年度比7・4%増)、下水道事業が4億0494万円増の121億5010万円(同3・4%増)、病院会計がほぼ同額の140億3788万円(同0・8%増)となった。
 道路・河川・公園関連では、下菊川他護岸改修など河川改修に6193万円、歩車道や電線共同溝引込管整備委託など幹線道路整備に5390万円を計上。史跡小田原城跡地保存活用計画策定には総額872万円(19・20年度)の継続費を設定した。
 水道関連では、管路の耐震化や更新、高田浄水場耐震化、第2水源地の浸水対策など上水道管路整備に21億2862万円を投じる。また、飯泉配水管更新に総額3億3400万円の継続費を設定。
 下水道関連では、老朽管渠の改築や重要管渠の耐震化、未普及地域への管渠整備など汚水管渠整備に12億6258万円、浸水被害軽減などの雨水管渠整備に3億0661万円を充てる。
 建築関連では、学校施設維持・管理事業(学校施設修繕ボランティア関係、工事費など)に3億9663万円、小田原アリーナ屋根修繕など工事に1億0100万円、消防団第13分団1班待機宿舎建設に総額4975万円(19・20年度)の継続費を設定。
 この他、酒匂小の木質化など学校木の空間づくりモデルに3607万円、早川臨時観光案内所開設や回遊促進施設の内装設計委託など観光案内所運営に1325万円、酒匂集会施設用地活用の事業者募集など地域活動拠点整備に716万円を充てる。
 補助関係では、教育・保育の提供体制推進(民間保育所建設費補助、小規模保育設置促進)に1億4692万円、木造住宅や特定建築物の耐震診断・改修他の建築物耐震化促進に3251万円、地震被害軽減化事業(ブロック塀など撤去費補助)に1000万円を計上。
 新規事業では、現況基礎調査に着手する(仮称)おだわら森林ビジョン策定に567万円、空家・空店舗の利活用経費の一部を助成する民間まちづくり事業費補助に500万円を確保した。

提供:建通新聞社