日本工業経済新聞社(群馬)
2019/02/18
【群馬】県環境資源創生協会が18年度産・官・学連携県共催4ブロック研修会開く
群馬県環境資源創生協会(城田裕司会長)は14日、高崎市総合福祉センターで2018年度県共催産・官・学連携4ブロック研修会(高崎会場)を開催した。同協会西毛ブロック(高崎・藤岡・富岡・安中支部)の会員企業に加え、県西部環境森林事務所、藤岡市、富岡甘楽広域市町村圏振興整備組合消防本部の関係者など約100人が参加した。
開講に先立ち、城田会長は「産・官・学連携県共催4ブロック研修会は、高崎会場を皮切りに進めていく。我々の業界が人材育成・確保に取り組みながら、業界のレベルアップを図り、信頼される業界をつくっていきたい。本日の研修会が実りある研修となるよう、人材育成を念頭におきながら聴講していただきたい」と呼び掛けた。
来賓を代表して県西部環境森林事務所の曲沢修所長は「日ごろより西毛地域の環境森林行政の推進にご理解とご協力をいただき感謝申し上げる。国においては昨年の夏にプラスチック資源循環戦略を策定した。その中で@使い捨て容器包装などのリデュースなどと環境負荷の低減に資するためのプラスチック使用の削減A未利用プラスチックをはじめとする使用済みプラスチック資源の徹底的かつ効果的、効率的な回収・再生利用Bバイオプラスチックの実用性向上と化石燃料由来プラスチックとの代替促進の3項目を総合的に推進するとしており、今後の動向が注目されるところ。本日の研修が皆さまの業務に活用されることを祈念する」と述べた。
研修会では、県廃棄物・リサイクル課の生方俊行主事が「産業廃棄物行政の現状と今後について」、県警察本部生活安全部生活環境課の猿谷啓課長補佐が「廃棄物事犯の現状」、高崎経済大学地域政策学部の金光寛之教授が「廃棄物に関する法的問題について」の各テーマで講演。参加者は真剣な表情で聴講した。
研修会は今後、中毛(前橋・伊勢崎支部)、東毛(太田・桐生・館林支部)、北毛(渋川・沼田・吾妻支部)の各ブロックで開催される。