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建通新聞社(東京)
2019/02/18

【東京】都 新橋・虎ノ門地区計画変更など5件の都計手続開始

 東京都都市整備局は、再開発計画の具体化に伴う環状第二号線新橋・虎ノ門地区の地区計画変更など5件の都市計画手続きを開始する。いずれも5月16日に開く都市計画審議会に付議する。
 都計変更の対象は「江戸川区清新町二丁目地内」の用途地域と、「環状第二号線新橋・虎ノ門地区」の地区計画の2件。
 江戸川区清新町では、左近山・長島川公園の区域拡張に伴う特殊街路江戸川歩行者自転車道第11号線の線形変更に合わせ、第1種中高層住居専用だった沿道の用途地域を第1種住居地域に変更する。
 新橋・虎ノ門地区では、日比谷通りと赤レンガ通りの間の環状第2号線北側街区(X―2街区、0・3f)で、安田不動産(千代田区)が計画する再開発事業が具体化したことに伴い用途地域を変更。容積率の最高限度(1000%)や敷地面積の最低限度(1000平方b)、建築物の形態・色彩・意匠の制限などを定める。同事業では、港区新橋4丁目にある既存建物の解体跡地に、地下2階地上14階建て延べ2万6200平方bの施設を建設し、事務所や貸し会議室、店舗、駐車場などを配置する。2022年度の完成を目指している。
 また、▽東京クリアセンター・足立リサイクルセンター▽八栄興業・瑞穂工場▽村松興業・リサイクルプラント―の3件について、産業廃棄物処理施設の特殊建築物の許可を付議する。
 足立リサイクルセンター(足立区入谷7丁目、敷地面積0・41f)では、廃プラスチック類破砕と混合破砕の機器を交換し、それぞれ処理能力を1日当たり26d、47dに高める。施設の増築などは行わない。19年度に事業着手する予定。
 八栄興業の瑞穂工場(瑞穂町二本木、敷地面積0・27f)については、圧縮梱包と積み替え保管を行っている現在の施設を、中間処理施設(廃プラスチック類破砕、混合破砕)に変更する。19年度の事業着手を目指している。
 村松興業では、大島町差木地字ヌタ他の敷地0・27fに、がれき類を破砕するリサイクルプラント(処置能力1日当たり480d)を新設する。19年度に着工する予定。
 都計審にはこの他、「立川都市計画道路3・3・30立川東大和線」の環境影響評価手続きについて報告する。当初は立川3・3・30号線がJR中央本線と立川3・2・10号、国立3・4・8号をアンダーパスする計画だったが、JR中央本線の高架化に合わせて立川3・3・30号を平面構造にし、立川3・2・10号、国立3・4・8号とは平面交差にする。これに伴って道路構造を変更するとともに、立体部の接続路線としていた立川3・2・10支線1号を廃止する。環境影響評価手続きの完了後、都市計画変更を都計審に付議する。

提供:建通新聞社