松山市は12日、1838億円に上る2019年度一般会計当初予算案を発表した。対前年同期より55億円増で3・1%増加した。うち普通建設事業費は98億0213万円となり、同22億9534万円減、19・0%減少した。上下水道関係の企業会計では、水道会計に173億0220万円(対前年度比3・6%増)、簡易水道会計が5億1310万円(同7・4%増)、工業用水道会計が11億5360万円(37・2%減)、公共下水道会計が299億4050万円(1・4%増)となっている。2月19日から3月20日の日程で開かれる3月定例市議会に諮られる。
主な建設事業は、安全・安心対策では総合防災情報システム構築に1億4344万円、3地区への消火専用型耐震性貯水槽設置に1億1731万円、消防団ポンプ蔵置所の耐震化に1億3916万円、防犯灯の新規設置やLED化の助成に3300万円、伊台保育園の園舎新築や平井・浮穴保育園の設計などに4億2050万円、木造住宅の耐震診断支援に1240万円、同じく耐震改修補助に1億9392万円、大規模建物の耐震改修補助に4億5463万円、上水道の硬質塩化ビニール管の耐震管への敷設替えに19億1824万円、救護所24カ所への給水ルート耐震化に1億9456万円、容量3000立方b以上の配水池耐震化に1億4500万円、市之井手浄水場更新に伴う用地買収に4億0806万円、基幹管路の耐震化に31億4393万円、東中島地区の主要配水管更新・耐震化に4891万円、工業用水管の耐震化に5億5856万円、小中学校への応急給水拠点整備に8688万円。下水道施設の耐震化に5億0250万円、山西地区の浸水対策雨水管渠など整備に3億1287万円、和泉・古川地区の雨水管渠など整備に1億1868万円、北条第1雨水排水ポンプ場の機械・電気設備改築と耐震補強工に1億3680万円と債務負担行為限度額1億9900万円、その他地区の浸水対策に2億5608万円、下水排水路など整備に2億6000万円と債務負担行為限度額1200万円、崖崩れ防災対策に6219万円。
産業・交流関係では、姫ケ浜荘の新たな施設整備に2億5917万円、11路線の電線類地中化や歩道整備に5億2844万円、松山外環状線など街路・幹線道路整備に1億5504万円、漁港施設の機能保全工に1億4220万円、神ノ浦漁港の整備に1億2030万円、海岸堤防などの老朽化対策に4500万円、堀江港の補修・改修に6483万円。道後の源泉井戸や分湯場の改修に1131万円、土地改良事業に1億7925万円、林道整備に1840万円、昨年7月の農林土木災害復旧事業に5億2047万円。
環境・都市関係では、北谷地区と湯山柳地区・青波地区の共同給水施設整備補助に6161万円、都市公園の老朽遊具など整備に3840万円、生活道路の整備に3億4209万円、舗装補修に1億8601万円、橋梁補修に1億0500万円、道路施設補修に6725万円。松山駅周辺整備事業に25億2341万円、狭隘(きょうあい)道路拡幅に3722万円。合併浄化槽設置補助に7159万円。公共下水道の管渠整備に31億4945万円、管渠や処理場、ポンプ場の長寿命化事業に14億2009万円、下水道施設のストックマネジメントシステム構築に7933万円、西部浄化センター設備改築に2億0701万円。
教育・文化関係では、中央公園の施設や設備などの改修に2629万円、野外活動センター施設災害復旧事業に1億1200万円、小・中・幼への防犯カメラ設置に235万円、公民館や幼・小・中学校の長寿命化計画策定に413万円。
健康・福祉関係では椿・石井東・雄郡の児童クラブ室増設に1億8410万円。
提供:建通新聞社