越前市は13日、19年度の当初予算案を発表した。一般会計は366億1400万円で前年度比1・4%減となった。特別会計と企業会計(233億809万円)を合わせた予算総額は599億2209万4000円となり、同0・8%の減。
予算の編成にあたっては、重点課題である次の5つの施策に重点的に配分がなされている。(1)まちづくり基盤整備の推進(2)人口問題・定住化対策の推進(3)次世代を育む施策と健康づくりの推進(4)環境や文化と調和した産業の育成(5)地域防災力の充実強化。
特に(1)においては、今秋完成の本庁舎の建設と関連事業合わせて約24億円、11月にオープン予定の市民センター(仮称)整備関連で約4億円余り、23年開業の北陸新幹線南越駅(仮称)の周辺整備に約1億5400万円など大型事業が控える。
主な事業内容については次の通り。
▽特急・新幹線対策事業1億7339万3000円▽北陸新幹線南越駅周辺整備事業1億5466万1000円▽本庁舎建設関連事業4億2864万6000円▽本庁舎建設事業22億1324万6000円▽浄化槽設置整備事業1億4670万円▽民有林林道開設事業5371万8000円▽中心市街地活性化事業3983万5000円▽土地改良事業7898万4000円▽単独・補助道路維持改修事業2億281万1000円▽橋梁維持改修事業9100万円▽補助道路整備事業(人件費除く)1億7000万円▽単独・県営道路整備事業1億343万3000円▽単独河川改修事業4690万円▽スポーツ施設管理運営事業2億4688万9000円▽公共下水道建設事業(建設事業費)7億7803万円▽児童手当支給事業14億157万9000円▽企業誘致事業2億9756万4000円▽工芸の里構想推進事業(タケフナイフビレッジ共同工房等点化事業)9000万円▽まちなか住宅支援事業(まちなか居住推進)2180万6000円▽住宅支援事業(居住の推進事業)9580万6000円▽教育情報化推進事業1億3212万5000円▽農地・水保全管理支払交付金事業2億7531万2000円▽防災行政無線管理事業4億4349万1000円▽住宅支援事業(木造住宅耐震診断等・耐震改修促進事業)2043万4000円−など。
また、一般会計が7億7147万7000円の3月補正予算案も発表、累計額は398億4981万3000円となった。市民交流センター整備事業に2億1195万6000円、子ども広場事業に1億1009万1000円などを計上。