日本工業経済新聞社(群馬)
2019/02/13
【群馬】前橋市の小暮石井線2期がスタート
前橋市は2019年度当初予算案に1億8200万2000円を計上し、市道00−196号線(小暮石井線)2期の用地買収を進める。事業は歩道の新設および線形改良を行うもので、全体事業費は10億円を試算、完了までには10年以上を要する見通し。
富士見町石井と同町小沢の境を起点に東に向かう路線で、周辺には富士見中学校や時沢小学校が位置している。石井側の市道3591号線と小沢側の市道3592号線の分岐点から主要地方道前橋赤城線までの1200mを整備対象とする。
道路部は既存の幅員5〜6mを拡幅し、南側に3mの歩道を設置。車道部にはセンターラインを新設し、安全性向上を図る。道路部分の設計は日進工測設計(前橋市)が手掛けた。
西側から整備を進めたい考えで、用地買収を進めている。線形改良は同区間の中間部分、ゆるやかなカーブと人家の塀で見通しが悪い箇所で実施する。
区間内の赤城白川を渡る上白川橋については、同橋下流部に人道橋を架設して幅員を確保する。人道橋は単純活荷重合成H形鋼橋で橋台は直接基礎の逆T式。
橋梁の設計作業はオウギ工設(前橋市)が担当した。
群馬用水と交差する箇所については、プレキャストのボックスカルバートを設置して対応する方針。同箇所については、施工の時期が近づいた段階で詳細設計を行う。