全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　米原市は13日、今月22日開会の定例市議会に上程する一般会計201億4000万円、特別会計77億2470万円、公営企業会計56億3481万6千円から成る総額334億9951万6千円の19年度当初予算案を発表した。議会の会期は、3月22日までの29日間を予定。
　対前年度当初比は、一般会計が3・5％（6億8000万円）の増。統合庁舎の整備工事や双葉中学校の長寿命化工事の開始などにより普通建設事業費が前年度比12・8％増となり、200億円を突破する過去最大の予算規模となった。
　また、公営企業会計は水道事業会計が4・4％減となったものの、雨水整備事業や耐震化工事等の防災・減災対策等の実施により下水道事業会計が3・3％（1億3400万円）の増となり、特別会計と公営企業会計を合わせた総額でも、2・0％（6億6300万円）の増額となる予算編成を行った。
　主なものは、教育施設整備関係で双葉中学校の長寿命化改良事業費に3億1300万円を計上、学校施設長寿命化計画に基づいて19年度から21年度までの3ヵ年計画で、市内17の小・中学校のなかで最も建築年度が古い双葉中学校の普通教室棟と特別教室棟・中央棟・技術教室棟の4棟を対象に長寿命化工事に取り組む。仮設校舎を建設せず、夏休みに集中的に工事を行うことから工事期間は3年間を予定し、多彩な学習内容や学習形態による活動が可能となる教育環境の提供など現代の社会的要請に応じた施設に整備していく計画。
　また、道路整備事業費には総額2億7800万円を計上、藤川地区から国道365号へのアクセス向上を図る藤川2号線の道路改良や朝日から鳥脇の区間について狭小区間の解消と歩行者等の安全確保を図る板戸市場線の道路改良など、合わせて7路線の道路整備を推進、将来のまちづくりに必要な道路整備や道路の利用者が安心して安全に通行できる道づくりを目指す。
　さらに、橋梁の長寿命化修繕事業費には2億1300万円を計上、藤子川大橋の修繕・耐震化工事や入江1号橋の修繕工事とともに、修繕が必要な長岡地先の昭和橋をはじめとする6橋の修繕設計業務と、20橋を対象に5年に一度の橋梁定期点検を実施。地域の道路網の安全性・信頼性を確保するための橋梁長寿命化整備を進めていく。

提供：滋賀産業新聞