京都市は12日、総額1兆7223億0400万円(前年度比0・4%増)の31年度当初予算案を発表した。
一般会計は7944億1300万円(同1・3%増)。普通建設事業費は854億0184万1000円(同1・3%減)、災害復旧費は8億0200万円(同85・6%増)で、合わせた投資的経費は862億0384万1000円(同0・9%減)。
特別会計は中央卸売市場第一市場が46億8100万円(同4・1%増)、中央卸売市場第二市場・と畜場が8億8700万円(同33・1%減)、農業集落排水が5200万円(同4・0%増)、土地区画整理が6億6200万円(同93・6%増)、駐車場事業が5200万円(同92・8%減)、土地取得が65億6800万円(同31・0%減)など。
公営企業会計は水道事業が655億7400万円(同17・4%増)、公共下水道事業が937億0400万円(同5・1%減)、自動車運送事業(市バス)が279億2000万円(同2・9%増)、高速鉄道事業(地下鉄)が800億6800万円(同3・4%減)となっている。
建設関連の主な事業をみると、保健福祉局は、特別養護老人ホーム整備助成費に2億9800万円、小規模多機能型居宅介護拠点整備助成費に3680万円、特別養護老人ホーム多床室のプライバシー保護のための改修支援に4760万円、障害者共同生活援助事業所整備助成に3710万円、京都市衛生環境研究所と京都府保健環境研究所の共同化による整備事業に17億3750万円、深草墓園における集会室棟の整備事業に3860万円、社会福祉施設の耐震化の促進に8470万円、社会福祉施設等のブロック塀安全対策費に1億4690万円など。
子ども若者はぐくみ局は、民間保育所等整備助成及び小規模保育整備助成など保育所待機児童の解消に16億6400万円、安井児童館の移転新築整備と楽只児童館の実施設計に充てる児童館整備に6266万円、社会福祉施設等の耐震化の促進(民間社会福祉施設耐震改修助成)に3220万円、社会福祉施設ブロック塀等安全対策に6600万円など。
環境政策局は、クリーンセンター焼却炉等改修に2億9189万2000円、南部クリーンセンター第二工場(仮称)整備に61億2484万2000円、東北部クリーンセンター大規模改修工事に1億7905万4000円、東部山間埋立処分地整備(橋梁補修工事、雨水流入対策工事など)に1億8406万4000円、観光トイレのおもてなし向上プロジェクト(観光トイレの拡充、公衆トイレリニューアル)に1億2259万円など。
産業観光局は、農業用施設防災・減災対策の推進に3550万円、林道等整備事業(市内産木材活用林道改良事業など)2580万円、農林災害復旧事業に2億(災害復旧に向けた倒木対策の推進など)2億9100万円などに充てる。
都市計画局は、洛西口〜桂駅間プロジェクトの推進(高架下公共施設建設工事)に3億8330万円、「新景観政策」の更なる進化に2320万円、民間建築物の耐震化対策(民間ブロック塀等の除却促進事業、まちの匠の知恵を活かした京都型耐震・防火リフォーム支援事業など)に5億5939万4000円、「歩くまち・京都」総合交通戦略の推進に5億5737万9000円、市営住宅改善事業43億6928万4000円、住宅地区改良事業(崇仁地区、三条鴨東地区)12億1905万2000円、住宅市街地総合整備事業(東九条地区)に2319万2000円など。
建設局は、「いのちを守る 橋りょう健全化プログラム」に基づく橋りょうの耐震補強・老朽化修繕に29億1380万円、「道路のり面維持保全計画」に基づく緊急輸送道路等に面する斜面の防災対策に6億0340万円、「普通河川整備プログラム」に基づく普通河川緊急対策事業に3億8300万円、「河川維持保全基本計画」に基づく普通河川点検業務に1430万円、「排水機場長寿命化修繕計画」に基づく排水機場の老朽化修繕、耐震改修に7億7440万円、雨庭整備事業に1930万円、産業用地創出事業(伏見西部第五地区)に320万円、石畳舗装維持補修(安井経6号線他(ねねの道))に1億2350万円、無電柱化事業(京のみちづくり)(先斗町通、三条通(三条大橋西詰〜河原町通)など)に9億円、道路改良(三栖向納所線、西今出川通(北野白梅町)など)に3億4950万8000円、交通バリアフリー対策等に4億5280万円、安心・安全な東大路歩行空間創出事業に3億6776万5000円、JR奈良線高速化・複線化第二期事業(長岡踏切、第一御陵踏切周辺整備など)に4464万円及び6億9090万4000円、重要幹線街路整備(北泉通、桂馬場線など)に15億8843万6000円、幹線街路整備(中山石見線、鴨川東岸線(第二工区)など)に3億3396万4000円、都市河川整備(西羽束師川、西高瀬川、七瀬川など)に8億5394万5000円、花と緑あふれるまちづくり〜緑視環境向上プロジェクト〜に3億3690万円、名勝円山公園再整備に1億9855万5000円、区画整理幹線街路費に5億3220万円、組合区画整理補助事業(桃山東第二地区)に1億8500万円、山科駅前地区景観整備事業に1億1511万円、土木災害復旧に5億円など。
消防局は、消防活動拠点施設の整備(北消防署移転整備)に2億7300万円など。
行財政局は、新庁舎整備事業に81億5281万4000円、芸術大学移転整備事業(設計、埋蔵文化財調査、移転整備プレ事業の実施)に3億8382万7000円、土地開発公社保有地の買戻し(横大路小学校拡張事業残地)3800万円など。
総合企画局は、次期基本計画策定に向けた取組に1500万円、西陣を中心とした地域の活性化に800万円、京都駅東部エリアの活性化に450万円、京都駅東南部エリアの活性化に478万7000円、国有地の有効活用に向けた調査・検討に458万5000円、国際交流会館管理運営(魅力向上のための建築及び設備改修工事、排煙設備改修工事など)に2億7160万円など。
会計室は、物品センターブロック塀改修工事に2615万円を充てる。
なお教育委員会、上下水道局、交通局は別項参照。