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　金庫製造などを手掛ける富士精工（能美市大浜町ヤ２５番地、渡邉賢治代表取締役社長）は、同市内の吉原釜屋産業団地の用地を取得した。同社技術部・電装工場の隣接地であり、将来的な工場建設地として先行取得した格好だ。先の市議会産業経済常任委員会で市側が報告した。
　取得した用地は、同団地の２街区で面積が１万２５７７・１５平方メートル。現在、同団地内で整備が進んでいるアイ・オー・データ機器物流センターの東側となる。
　富士精工の本社と電装工場等は現在、約５００メートル離れているため、取得用地での一体的な活用を検討していく方針だ。
　能美市土地開発公社が造成した同団地は、今回の用地取得により完売となった。近辺には、昨年に供用開始した北陸自動車道能美根上スマートインターチェンジや加賀海浜産業道路などがあり、交通アクセス機能に優れている。