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建通新聞社(静岡)
2019/02/13

【静岡】静岡県の19年度当初予算案 投資的経費7・2%増

 静岡県は8日、2019年度の当初予算案を発表した。国の「防災・減災、国土強靱(きょうじん)化のための3か年緊急対策」に基づく事業費136億円、県土強靱化に向けた緊急自然災害防止対策事業費40億円を新たに盛り込み、一般会計の投資的経費は前年度当初を7・2%上回る1865億7200万円を計上する。伸び率は、公共・直轄費が12・1%増となり、前年度当初に減少を示した県単独費が4・0%増加した。
 主要事業では、道路整備関連事業に前年度当初予算を約35億1500万円上回る266億3100万円余、津波対策関連事業の津波対策施設等整備に82億2000万円余、災害予防対策の河川海岸等関連事業に167億9500万円余、砂防・農地防災・治山等関連事業に154億2580万円、港湾整備関連事業に65億4600万円余を計上する。
 新規事業では、災害等予防保全緊急対策事業費25億円、「暮らしを守る道」緊急対策事業費25億円など。営繕関係では、職業能力開発短期大学校整備事業費(実施設計、建築工事など)3億9950万円、農林大学校専門職大学移行事業費(施設整備の設計・工事など)4億9500万円、警察庁舎整備事業費(湖西警察署移転など)9億0500万円余、県立磐田学園改築整備事業費2億3500万円、県立学校等施設整備事業費12億5300万円、県立学校等修繕費17億8900万円などを盛り込んだ。
 この他、東部・伊豆地域をモデルとし、3次元点群データの活用により安全・安心で利便性が高い暮らし空間の形成を目指す「スマートガーデンカントリー“ふじのくに”」モデル事業費に5億7000万円を計上する。
 19年度の当初予算案は、一般会計予算が前年度当初比1・6%増の1兆2066億円、特別会計が1・5%増の8285億2800万円、企業会計が19・3%増の837億4700万円で、3会計の総額は2・2%増の2兆1188億7500万円。一般会計の交通基盤部予算は12・7%増の1321億9300万円となった。


提供:建通新聞社
(2019/2/13)

建通新聞社 静岡支社