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　神戸市は、２０１９年度当初予算案の概要を明らかにした。本庁舎再整備関連事業費、高潮・津波対策、新長田駅前広場再整備などを盛り込み、投資的経費は７７４億００２３万円で前年度当初比21・１％増となった。
　本庁舎２号館再整備に34億３３０９万円を投じ、クーリングタワー機能移転工事、エネルギーセンター移設設計、２号館再整備事業者選定へ詳細検討などを行う。
　昨年の台風21号で大規模な浸水被害のあった神戸駅周辺地区では新ポンプ場を整備するため、基本設計に着手する他、整備までの間の対策として仮設ポンプを夏までに設置する。これら高潮時の浸水対策事業に３億３７００万円を投じる。
　駅前空間の魅力向上へは、各主要駅の周辺再整備を計画。西神中央駅周辺再整備に６２００万円、垂水駅周辺の公共・公益施設再配置事業として垂水体育館新設や垂水小学校建て替えの設計費１億０４４４万円、新長田駅と新神戸駅の駅前広場再整備に設計費など６０００万円を計上した。
　三宮交差点東側の車線（現10車線）を６車線に削減する三宮クロススクエア（フェーズ�T）は、設計に向けた社会実験を予定。予算額は９５００万円。
　鯉川筋の元町通１交差点から栄町通１丁目交差点間約１７０�bの西側歩道を拡幅する整備前調査費と工事費として１億０８００万円を充てる。
　その他主な工事関係では、新バスターミナル整備事業に２億１５１０万円、ＪＲ三ノ宮南側駅前広場再整備に３０００万円、生田川右岸線の機能強化に１億２８００万円、新・神戸文化ホール整備に３２５８万円などを配分した。
　予算案の総額は、１兆７９９９億１７７２万円で前年度当初比２・５％増。このうち、一般会計が８１１６億４０３７万円で同４・３％増、特別会計が６８０１億９１１１万円で同３％増、企業会計が３０８０億８６２４万円で同３％減。
提供：建通新聞社