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建通新聞社(中部)
2019/02/09

【岐阜】多治見警察署改築へ調査・設計 旧高山署は解体工事

 岐阜県警察本部は、県内の警察署の中で最も古い多治見警察署を改築する。そのための調査と基本設計の委託費用として2019年度当初予算案に約5800万円を付ける。20年度に実施設計を委託し、21年度から3カ年で新庁舎を建設する方針だ。
 既存庁舎は、完成してから47年が経過し、老朽化が著しく機能不全に陥っている部分がある上、敷地が狭いため、駐車場不足も否めない状況だ。
 そこで、既存施設の近隣の民地と多治見市有地(敷地面積は19年度当初予算案発表時に公表)を取得して新警察署を建設することにした。
 規模や機能などの内容は設計の中で詰めていくが、既存施設よりも規模を拡充した施設となる。
 既存署の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ3600平方b。所在地は多治見市宝町6ノ65。
 
=旧高山警察署は解体工事費に約1・4億=
 
 また、岐阜県警察本部は、18年度に新たな高山警察署が完成したことに伴い、旧警察署の解体工事予算として、19年度当初予算案に1億3800万円を付ける。19年度の早い段階で解体工の一般競争入札を公告する。
 解体する旧施設の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2200平方b(車庫棟や道場なども含む)。解体後の敷地は約4000平方bとなる。
 解体除却後はさら地にして、県に返却する。現段階での利活用などは決まっていない。
 旧高山警察署の所在地は高山市花岡町2地内で高山市役所の東側。

提供:建通新聞社