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北陸工業新聞社
2019/02/08

【新潟】複数社参加の仕組みを/抽出5件はいずれも妥当に/県入札監視委 

 新潟県入札監視委員会(委員長・野口祐郁弁護士)が7日、新潟市で開かれた。18年10月から11月までに契約した541件から5件を抽出し、いずれも異議はなく、契約経過を妥当と結論付けた。
 このうち、新潟処理場汚泥乾燥施設解砕機等更新機械設備工事(落札率99・38%)は、1社応札となった案件。県では特別単価調査を実施したことや、参加資格要件を満たした業者が42社いたものの、特殊な工事であったことなどを要因に参加が1社のみであったと説明した。委員からは1社のみの参加は望ましくないことから、複数社が参加できる仕組みづくりを県に求める声が挙がったという。
 また、県営かんがい排水事業と併せ行う農地防災排水事業阿賀野川右岸(1期)地区万十郎川排水機場第11次工事(落札率92・68%)は、総合評価による逆転となった事案。落札者の入札金額は低い方から3番目であったが、工事成績などによる加算点が高かった。入札金額には大差がなく評価値で差が生まれたことから総合評価の趣旨が反映された案件だとした。
 高額随契として抽出された風倉発電所発電機コイル更新工事については1億1988万円で随意契約し、落札率が99・47%だった。水車発電機の製作者以外が製作できないことから請負業者を決めたと答えた。
 そのほか、一般国道353号他道路監視カメラ設備更新工事と公営住宅(柏崎地区)北園町住宅F号棟外壁改修工事を審議した。

hokuriku