日本工業経済新聞社(茨城)
2019/01/30
【茨城】高萩市が補正案公表/ごみ処理施設の負担金
高萩市は25日開会の市議会臨時会に一般会計補正予算案などの議案を上程した。補正案の主な内容は北茨城市と共同で建設を目指しているごみ処理場の整備に向けた測量委託費などの負担金171万5000円。合わせて2カ年総額480万2000円の継続費も設定した。
市では現在、自前のごみ処理施設を保有しておらず、民間へ処理を委託している状態。一方の北茨城市でも既存の処理施設が稼動から40年が経過し老朽化が見られることから、2市共同でのごみ処理施設建設を目指すこととした。国からの補助金を活用する関係から、2020年度の完成を目指す。
建設地については、北茨城市中郷町小野矢指の県有地32万8428uを取得する予定で、このうち4万9766uを建設予定地として利用する。
今補正で市が計上したのは土地測量、生活環境影響調査業務、施設整備基本計画等策定、敷地造成設計等に関する委託料および住民説明会などに関する費用の市負担分。市の負担割合は委託費が37%、住民説明会や施設整備検討会の費用は50%となる。
土地の購入についてはいったん北茨城市が売買契約を行い、北茨城市の名義とする。今後2市で事務組合を立ち上げて事務組合の名義にする際に、市が負担分を支払う予定。事務組合の設立は19年12月を目指す。
なお市の負担金内訳は次のとおり(@18年度分A19年度分)。
◆住民説明会=@98万4000円A105万7000円
◆施設整備検討会=A77万7000円
◆土地測量委託=@19万3000円
◆生活環境影響調査業務委託=@20万8000円A48万4000円
◆施設整備基本計画等策定委託=@22万円A51万4000円
◆敷地造成設計等委託=@11万円A25万5000円