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日刊建設タイムズ社
2019/02/07

【千葉】一般会計2・7%増の606億円/成田市新年度予算案/浄化センターは基本計画/JR成田駅西口活用で基本

 成田市は6日、新年度当初予算案の概要を発表した。一般会計は606億円で、対前年度当初比2・7%増。特別会計と水道事業など地方公営企業会計を合わせた総額は982億3604万円で同9・2%増。一般会計の投資的経費は同4・3%増の106億7940万9000円となった。主要事業では、庁舎改修事業、浄化センター整備事業、JR成田駅西口市有地活用推進事業、JR・京成成田駅表参道口地区整備事業、吉倉地区周辺まちづくり事業、文化財保存展示施設整備事業、運動公園等整備事業、(仮称)東小学校パークゴルフ場整備事業などを予定する。
 庁舎改修事業は、庁舎の大規模改修工事に向け改修方針検討業務を委託するため、事業費990万円を措置した。庁舎は1988年9月の竣工。建物規模は、行政棟がSRC造地下2階地上6階建て、議会棟がRC造地下1階地上4階建てで、延べ2万671・88u。15年度に佐藤総合計画の担当で基本構想を策定している。
 JR成田駅西口市有地活用推進事業には西口周辺基本調査委託費1000万円を計上。市有地の有効活用及び駅利用者の利便性向上を図るため、官民連携による土地の高度利用等を推進する。新年度は、施設整備のための条件整理や事業手法等を検討するほか、土地利用方針を決定し、民間活力の導入を図る。
 浄化センター整備事業は、施設の経年劣化などから再整備を計画。本年度の基本構想に続き、新年度は基本計画を策定する。事業費は委託費1639万円を計上した。基本構想はパシフィックコンサルタンツが担当。
 JR・京成成田駅表参道口地区整備事業は、市街地環境の改善や防災性の向上を目指し、街づくり方針の検討や公共施設の配置計画等に関する基本構想を策定する。事業費は基本構想策定委託費924万円を措置。
 吉倉地区周辺まちづくり事業は、新たな開発需要や人口増加に適切に対応していくための都市機能や住環境の整備が図られるよう、推進業務を委託する。事業費は委託費1250万円を措置。
 文化財保存展示施設整備事業は、市内6か所の文化財倉庫の老朽化が著しいことから、閉校となった旧滑河小学校の校舎を活用し、埋蔵文化財資料や民俗資料等の文化財を集約し保管する。新年度は基本・実施設計を委託する予定で、委託費1569万7000円を措置。
 東小学校パークゴルフ場整備事業は、東小学校跡地等を活用し、公式大会が開催できる公認のパークゴルフ場(36ホール)を整備する計画で、新年度は整備に向けて基本設計を行う。敷地面積は約6万9000u。事業費は基本設計委託費、校舎等解体設計委託に3020万6000円を計上。本年度はトーケンに委託し、測量調査を実施した。
 このほか、(仮称)大栄第一・第二児童ホーム整備事業に19〜20年度の2か年継続費1億1536万5000円(19年度3461万円、20年度8075万5000円)を設定。大栄地区小中一体型校舎等の整備に併せ、校舎一体型の児童ホームを整備する。
 また、商工業振興計画策定委託に限度額300万3000円(20年度)、都市計画の見直し調査委託に同329万5000円(同)、三里塚小学校改修工事実施設計に同1116万円(同)、三里塚小学校仮設校舎借上料に同2億2440万円(19〜21年度)、小中学校長寿命化計画策定委託に同948万4000円(20年度)、平成小学校学校給食共同調理場建設工事実施設計委託に同528万円(20年度)などの債務負担行為を設定した。k_times_comをフォローしましょう
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