北海道建設新聞社
2019/02/07
【北海道】旧キリンビール園の土地・建物 積水ハウスが取得
積水ハウス(大阪市北区大淀中1丁目1の88、仲井嘉浩社長)は、札幌市内にある旧キリンビール園の建物と土地約3000m²を取得した。活用策について同社は「未定」と話している。
取得したのは札幌市中央区南10条西1丁目13の51の豊水通に面する土地3330m²と、1971年建設の建物(RC造、4階、延べ3369m²)。1日に市内の個人から所有権が移転している。
建物は、グランドキャバレー「ミカド」として74年に営業を開始し、86年6月に閉店。95年12月からは、キリンビール園本館中島公園店として営業していたが、老朽化のため2018年9月末に閉店した。
地下鉄南北線中島公園駅のそばで、豊水通を挟んだ西側の中島公園内に札幌パークホテルと、その駐車場がある。南側にはテナントビルを挟み、ヤマハ(本社・浜松)が所有するヤマハセンターの跡地6689m²がある。
一帯の用途地域は建ぺい率80%、容積率400%の商業地域となっている。
周辺では再開発の動きが活発化。市は札幌パークホテルを所有するサンケイビル(本社・東京)と共同で、敷地内でのMICE施設整備を決めた。ホテル建て替えに合わせ、20年度の着工、25年度の開業を目指している。
積水ハウスは18年11月、事業主として、世界有数のホテルチェーンである、マリオット・インターナショナル(本社・米国メリーランド州)の「ウェスティンホテル横浜」を22年春に開業させる予定だ。