徳島市は、「市新ホール整備事業アドバイザリー業務」の委託先を八千代エンジニヤリング(東京都台東区)に決め、近く業務を開始する。
新ホールの整備を設計と施工を一括で発注するデザインビルド(DB)方式で進めるに当たり、民間事業者を選定するための事業スキームの詳細な検討、各種公募資料の作成、審査支援および契約締結に係る一連の支援を行う、アドバイザリー業務を委託するもの。期間は民間事業者との契約締結を見込む12月27日まで。
業務では、2018年度にDB方式における主要スキームの詳細検討(官民役割分担・リスク分担案)と民間事業者意向調査を行う。続いて19年度には募集要項と要求水準書を5月中旬に作成。7月上旬の民間事業者募集、11月上旬の事業仮契約の締結と12月下旬の契約議決・本契約までに必要な手続きを支援していく。
建設予定地は徳島町城内1(文化センター跡地)の敷地約4000平方b。市は今後、基本計画の策定を急ぐ一方で、別途地質調査業務を外注する。所管は市民環境部文化振興課。新ホールについては、大ホールを1500席程度とし、小ホールを設けず、リハーサル室、活動室、その他諸室を機能的に配置した施設を想定。建設工事費(設計費、税含む)は79・8億円程度で、23年度の開館を目指している。
提供:建通新聞社