北海道建設新聞社
2019/02/01
【北海道】旧道庁西18丁目別館敷地売却 25日から参加申請
道総務部は1月31日、札幌市中央区にある旧道庁西18丁目別館敷地の売却に向け、土地利用に関する企画提案を審査した上で入札する二段階方式の一般競争公告をした。敷地面積は約4800m²で、最低売却価格は9億6266万円。入札参加申請書と企画提案書は25日から3月8日まで受け付ける。企画提案書の審査を経て、4月12日午前10時30分から道庁本庁舎で入札する。
物件は北3条西18丁目と西19丁目、北4条西19丁目にまたがる計4757m²の土地で、用途地域は建ぺい率80%、容積率300%の近隣商業地域。北側に札幌市の二中公園、東側にマンションやオフィスビル、西側に西本願寺札幌別院がある。
敷地内には、旧道庁西18丁目別館(RC造、地下1地上4階、延べ1367m²)や車庫、ブロック塀基礎や門柱、電柱などの工作物があり、事業者が解体撤去する。
入札参加対象は単体か共同体の法人で、地域要件や共同体の法人数は不問。
物件利用に当たっては、二中公園の利用環境が良好に維持されるよう配慮した事業計画とする。建物は近隣住民の生活を配慮し、騒音や臭気、振動、路上駐車などの発生、特別な防犯対策の必要がない施設とすることが条件。このほか、設計、施工、管理運営のいずれかで、道内に本・支店、営業所などを置く事業者の活用を求める。
質疑応答は15日まで。企画提案書は、道が設置する審査会で3月11―22日に審査し、同下旬に結果を通知。4月12日に第2段階の価格競争入札をする。
落札者は、引き渡しの日から2年を超えない範囲内で建物に着工。企画提案書に基づき5年以内に竣工させる。