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建通新聞社
2019/02/01

【大阪】立地補助企業 6割が5年以内に投資計画

 大阪府は、2018年度の企業立地促進補助金に係るアンケート調査の結果を明らかにした。回答した企業の約6割に当たる73社が、今後5年以内にさらなる設備投資などの投資計画があると回答した。
 府では、企業立地補助金を交付した事業者の立地要因や売り上げ、雇用状況などを把握するため、アンケート調査を実施している。今回の調査対象となったのは、17年度末までに補助金の交付を決定した204社。
 今後(5年程度)の投資計画では、回答した117社のうち、41社(35%)が「具体的な投資計画がある」、32社(約27%)が「時期は未定だが投資予定がある」と答え、約6割の事業者が高い投資意欲を持っていることが分かった。
 投資計画の具体的な内容としては、「機械設備などの充実」が56社でトップ、「工場・研究所の新設、増改築」が26社、「物流施設(倉庫)の新設、増改築」が10社、その他が4社と続いた。
この他、今後1年の業況見通しでは、117社のうち62社(53%)が「横ばい」、40社(約34%)が「上昇」と答えた。
 18年度の企業立地促進補助金に関しては、交付先として▽マツナミ通商・松浪硝子工業(岸和田市・顕微鏡用カバーガラス等ガラス製品製造工場)▽清水鉄工所(八尾市・大型産業機械等の金属部品の製造工場)▽協和化工(堺市西区・プラスチック継手の製造工場)▽PRAヘルスサイエンス(大阪市中央区・本社事務所)▽マツモト自動車(東大阪市・自動車関連パーツ製造工場)▽ミケヤマ機工(貝塚市・軸受旋削加工工場)▽京阪紙工(大東市・段ボール製品製造工場)▽ミック工業(堺市中区・建築関連部材・空調関連製品製造工場)―の8社が決まっている。
提供:建通新聞社