県東近江土木事務所は、大津湖南幹線(大津市丸の内町近江大橋西詰〜野洲市比留田日野川左岸、L18・27q)に続く4車線道路「中部湖東幹線」(主要地方道大津守山近江八幡線バイパス、日野川左岸・近江八幡市野村町〜近江八幡市大房町、L4・6q)の整備について、大津湖南幹線の残り工区の整備進捗状況を睨みつつ、事業区間のうち、集落内を通り幅員の狭小区間で事故が多発しているため早急な整備が切望されている近江八幡市牧町集落迂回箇所(近江八幡市元水茎の市道田中江元水茎線〜バイパス終点・近江八幡市大房町、L約1・6q)の整備を急ぐべく、業務を推進している。
同事務所ではこれまで、中部湖東幹線の全体について16年度に概略設計を済ませ、17年度に予備設計(A)を発注、地元と協議を進めながらルートを検討し、今年度(18年度)末の完了を目途に業務を推進中。このほどルートについてほぼまとまり、既決都市計画道路の変更手続きも進めている。
この成果を受け、19年度には地形測量・路線測量などの発注を計画するとともに、予算が確保できれば予備設計(B)又は予備設計(A)の修正業務へと進め、その後、詳細設計、用地測量、用地買収を経て、順調に行けば最短で21年度にも先行工区と位置付ける牧町迂回箇所で着工となる見通し。
なお、中部湖東幹線の整備については、昨年3月に策定された『滋賀県(東近江土木事務所)道路整備アクションプログラム2018』で、「前期(18〜22年度)の事業着手」と位置付けられている。
提供:滋賀産業新聞