越前市は30日、「第1回南越駅周辺まちづくり計画策定委員会」を北日野公民館(同市北日野)で開いた。
同委員会は学識経験者や有識者、地元代表、関係行政機関などで構成、南保勝福井県立大学教授を委員長に選任した。今後、23年の北陸新幹線開業に合わせ完成予定の南越駅(仮称)の周辺整備について、具体的な内容を決定していく。
開会に伴うあいさつで奈良俊幸越前市長は、地方創生には若い女性の活躍が必要で、Uターン率の低下を抑えるには「第三次産業の集積による女性の就業先を確保することが有効」と整備地域への企業誘致に対する期待を示し、さらに県外へ流れる消費を向けさせたい考えにも触れた。
質疑応答では県、市職員から受けた新幹線の整備状況、南越駅の現状の説明に対し、駅への2次交通の整備や道路整備の進捗状況などについて質問や提案がなされた。
整備区域は約100ヘクタールで、同駅は県内唯一の新駅で市街化されていないため、1からのまちづくりになる。20年3月までを策定期間としている。