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　富山県建築文化賞協議会（齋田道男会長）は２５日、富山市の富山電気ビルディングで「第４９回富山県建築文化賞表彰式」を開催した。
　式辞で齋田会長が「今回の受賞作品は、建築に対する熱い思いと細部にわたり熟慮された設計、高い技術と工夫に満ちた施工の技の見事な結晶であり、富山の建築の質の高さを示す。建築功労賞を受賞された方々は、研さんと努力を重ねられ、優れた技術や後進の指導を通して、富山県が誇る住まいやまちづくりに大きな足跡を残されている。ともに真摯に仕事や課題に向き合い、富山の建築文化の進展に大きく寄与されており、今後とも尽力をいただきたい」と述べた。
　林芳宏理事が審査経過、審査委員長の秦正徳富山大学学長補佐が審査講評を紹介。齋田会長から受賞者へ表彰状と記念品が手渡され、根塚工務店の根塚三起生代表が「建築の面白さとともに、デザインと建築芸術の大切さを考えさせられた。職人と設計者は信頼でつながる関係づくりが重要であり、建築組合と建築士会の絆も深めるよう尽力していく」と謝辞を述べた。最後に来賓の広沢久也県建築住宅課長が知事の祝辞を代読した。
　受賞作品は、一般部門の優秀賞が「日本カーバイド工業研究開発センター」、「宇奈月温泉総湯」、住宅部門の優秀賞が「Ｐａｒｋｉｎｇｇａｒｄｅｎ＆Ｈｏｕｓｅ０」、入選が「素の住まい」、「けやき通りの家」。建築功労賞では５名の受賞者を表彰した。