横浜市財政局契約第1課のまとめによると、2018年度の第3四半期まで(4〜12月)に契約した競争入札の工事(財政・水道・交通の3局)の平均落札率は91・7%で、前年同期に比べ0・4ポイント下降した。工種8分類のうち建築や電気など5工種が前年同期を0・1〜1・7ポイント下回っている。また、条件付き一般競争入札の平均参加者数は前年同期比0・2者減の9者で、管や土木など5工種が減少した。
入札方式別の平均落札率(かっこ内に前年同期とのポイント差)は▽WTO一般競争=95・3%(マイナス1・7)▽条件付き一般競争・調査基準価格=91・9%(マイナス0・1)▽条件付き一般競争・最低制限価格=91・7%(マイナス0・4)▽指名競争=93・8%(マイナス0・2)―の内訳。工種別では管の94・2%(マイナス0・2)が最も高く、建築の93・6%(マイナス1・7)や電気の93・2%(マイナス0・8)などが続く。舗装の89・8%(マイナス0・4)が最も低かった。
また、条件付き一般競争(調査基準価格、最低制限価格)の平均落札率をランクなどの別に見ると、造園・建築・電気の3工種は全てのランクで落札率が下降。特に92・2〜94・9%の建築A〜Cはマイナス1・4〜2・1ポイントと下落幅が大きい。
一方、条件付き一般競争の平均参加者数は管の5・6者(0・9者減)から上水道の14者(0・7者増)の幅で分布。ランクなどの別では舗装Bの20・5者(1者増)を筆頭に造園Aの19者(1者増)や上水道Aの18・1者(0・1者減)などが多く、建築Aの5・1者(0・6者減)が最も少なかった。
低入札による落札はWTO一般競争の建築1件(1件増)と、条件付き一般競争の▽土木B=1件(1件増)▽舗装A=1件(前年同期と同数)▽電気A=2件(2件増)▽管A=1件(1件増)▽上水道A=1件(1件増)▽その他=6件(5件増)―で合計13件(11件増)だった。
提供:建通新聞社